314F 撮影駅:西鉄古賀 撮影日:2007年3月28日

313F 撮影駅:花見 撮影日:2007年3月31日

315F 撮影駅:西鉄香椎 撮影日:2009年10月25日

315F 撮影駅:貝塚 撮影日:2010年4月5日

315F 撮影地:名島-貝塚間 撮影日:2014年9月14日

315F 撮影駅:香椎花園前 撮影日:2015年1月23日

315F 撮影駅:香椎花園前 撮影日:2015年1月24日


 313形は1952年に近畿車輛で製造。大牟田線では急行や準急運用に就いていた。5000形の増備に伴い1977年4月11日から同年9月10日にかけて宮地岳線に転入。

転入当時は2ドア2両編成+全車ツリカケであったが、その後ワンマン化改造・中ドア新設の3ドア改造・冷房化改造を受け、最終的には314F以外の全編成がカルダン化改造を受け、この時旧西武701系のFS‐342型台車を装備した(300形の307Fなども同じ台車を履いている)。

 2007年3月31日の西鉄新宮~津屋崎間の廃止に伴い、残存路線の輸送力過剰により314Fと316Fが廃車。313Fと315Fは部分廃止後も残ったが313Fはその後2008年1月に廃車となり、315Fの1編成のみの在籍となる。そしてその315Fも車両の老朽化と、天神大牟田線の救援車の貝塚線への転入により、2015年1月24日を以って約62年の役目を終えた。

 2015年4月末時点では、315Fは多々良車両所内にて留置されている。3月中旬に廃車解体予定のアナウンスがあった…のだが、解体線へ移ることなく放置状態。

 余談だが、600形も313形と同じFS‐342型台車を履いているのだが、なぜかその音は全く異なる。また前述の通り、314Fだけは最後まで旧来のTR‐14、TR‐22型台車を履いており、唯一ツリカケのままだったという貴重な存在。何にせよ、惜しい車両をなくしたといえるだろう。


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