616F 撮影駅:宮地岳 撮影日:2007年3月28日

606F・619F  撮影駅:西鉄福間  撮影日:2007年3月31日

608F 撮影駅:西鉄千早 撮影日:2009年10月30日

602F(左)・606F(中)・604F(右) 撮影地:多々良車両所(敷地外より) 撮影日:2009年10月30日

614F 撮影駅:貝塚 撮影日:2015年1月24日


 第一次輸送力増強3カ年計画の中で誕生した電車で、西鉄初の両開きドアを採用。また初のクーラー搭載の電車となった。登場時は「高性能電車」と呼ばれ、これをモデルに後続の700形や5000形などの通勤用車両が作られたとされる。

 しかし5000形、6000形、6050形などの車両の増大と、車両の老朽化に伴い、1991年5月19日から一部車両の宮地岳線転入が開始される。この転入は2005年3月の616Fの転入によって一度終了する。それは2005年夏頃に転入予定だった600形が、断熱材にアスベストを使用していた事が判明して転入中止となり、併せて3000形の投入により、残りの天神大牟田線に所属する600形が全車廃車になることが決まったからである。

 台車は旧西武701系FS‐342型台車を使用したカルダン駆動。また、608Fのコンプレッサーは5000形と同じものを使用している。また600形のドアエンジンは独自の物を使用しているが、619Fの全てのドアと616Fの運転席側・連結部付近のドアは5000形と同じドアエンジンを使用している(ドアの開閉音で、その微妙な違いがわかる人にはわかる)。また、なぜかこの2編成はツーマン編成に対応しているが、全車両の貫通幌は撤去されている。

 最近の動向としては、2015年に天神大牟田線・筑紫車両所所属の救援車900形(元・甘木線運用の614F)が旅客用に再改造され、同年に廃車となる313形315Fの置き換えとして転入してきた。そのため現在は貝塚線に2両編成が8本在籍している。

 余談としては、2007年12月25日のダイヤ改正までは608Fが3両編成だった(全車両2両編成運行の方針に伴い、中間の609号車が廃車となった)。


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