5009F 撮影地:西鉄二日市付近(大宰府線側) 撮影日:2010年3月2日


5017F 撮影駅:西鉄二日市 撮影日:2010年3月2日


5018F 撮影駅:福岡(天神) 撮影日:2010年6月5日

 

5040F 撮影駅:福岡(天神) 撮影日:2010年6月5日


 前身の600形や700形をモデルとして1975年より登場。それまでの上半クリーム色、下半茶色のツートンカラーだった車体塗装に代わり、アイスグリーンを基調にボンレッドの帯を巻いた新塗装となり、以後の6000形や7000形シリーズにも受け継がれることになる。また、運転席側だけがパノラミックウインドウが採用され、左右非対称となっている点が特徴だが、後の6000形や6050形にも同様のスタイルが引き継がれるなど、西鉄の通勤型車両の代表的スタイルとなった。当初は3両編成が30本、4両編成が10本製造されたのち、1991年に3両編成6本が、新造された中間車を組み込み4両編成化し、現在では3両編成が24本、4両編成が16本となっている。製造時期により台車や機器で多少の違いがある。制御方式は2000形と同様の抵抗制御が採用されている。

 定期運用としては、天神大牟田線・大宰府線内で終日普通列車として運行されるほか、朝夕のラッシュ時には特急や急行として運用されている。2008年以降、日中の急行で運用されていた分が2000形や3000形に置き換えられたために代走程度でしか運行しない・・・のだが、予備編成が存在しないためか代走する機会は比較的多かったりする。

2006年に700形が、2007年に600形が、2010年に2000形が廃車となったため、現在でも天神大牟田線・大宰府線内で営業運転を続ける車両の中では最も古い系統となったが、 5000形の中では廃車となった車両は2015年1月時点では未だ1編成も存在しない。車体更新工事が継続して行われているため、まだまだ活躍の場は広い。


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