6003F 撮影駅:福岡(天神) 撮影日:2010年3月2日

6001F 撮影地:西鉄二日市付近 撮影日:2010年3月2日

6004F 撮影駅:福岡(天神) 撮影日:2010年6月5日

6053F 撮影駅:福岡(天神) 撮影日:2010年3月2日

6054F 撮影駅:花畑 撮影日:2010年6月5日

6055F 撮影駅:福岡(天神) 撮影日:2014年4月13日


 6000形は1993年に5000形をベースとして造られた、西鉄としては初の両開き4扉車両である。 5000形と同様に運転席側のみパノラミックウインドウとした貫通構造であるが、屋根部の曲線が緩やかになり、前面下部の排障器が大型化されるとともに電気連結器の採用によってジャンパ連結器がなくなったこと、4扉化に伴い側面の窓の形が2段式ユニット窓から1段下降式の大型窓に改められたことなどが、5000形との主な相違点である。当初は4両編成が6本、2両編成が3本の計30両が投入されたが、1999年4月までに2両編成は新造された6900番台の中間付随車を組み込み3両編成化が完了している。台車は、5000形第10次車より採用された円筒ゴム軸箱支持方式のKW-60A(電動車)/KW-61A(付随車)を履いている。制御方式やブレーキシステムは8000系と同様のものである。

 6050形は2年後の1995年に登場。見かけは6000形と共通の車体・内装で、1999年までに4両編成が5本、3両編成が2本の計26両が投入された。西鉄では初のVVVFインバータ制御装置と、三相かご形誘導電動機を採用。台車は、電動車がKW-60Bに変更されている。ブレーキシステムは、デジタル電気演算型電気指令式空気ブレーキを採用している。

 5000系とともに天神大牟田線・大宰府線の主力車両として、普通から特急まで多様に運用されているが、2008年以降は日中の急行運用が3000形に置き換えられたこともあり、柳川以南へ急行として乗り入れる定期列車は存在していない。2010年まで存在した「快速急行」及び「直行」は、末期は4両編成同士を連結して8両となった6000形・6050形のみの運用だった。

 余談だが、5000形をはじめ既存車両との併結運転は行わないが、6000形と6050形、後に製造される7000形と7050形との併結運転は可能。


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